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風の谷〜泰阜村  
新盆の刻

 九州の集中豪雨が続いている。「今まで経験した事のない・・・・」とTVが地域住民に危険を発信している。けれど今回も多くの方々が犠牲となられ、生き残った方々にも地獄のような生活再建の日々が目の前にある。これらの人々の苦しみを思うとき、これらの人々への支援を滞らせながら、TVの中の消費税増税騒ぎが仮想の出来事のような感覚に陥る。

今年も新盆の時になった。今年も多くの村人が逝かれた.なぜか若い人が多かった。
 悠々では、92歳のIさんが、「盆が近づいたで、私も急がなきゃいかん.早く早くわしの葬式の用意を急いでくれ」と言う。途方にくれたスタッフが「これはもう先生しかできん!」と理事長を呼ぶ。
「Iさん、この世を生きているのはつらいもんだね〜.私等が充分なこともして上げられんで申し訳ないよ〜.赦してね.でも人は自分の都合で死んでも、あの世に席が間に合わないと、もう一度この世に送り返されるらしいよ.お迎えが来るまで順番をもうちょこっと待っていようか.生きていたらきっと良い事の一つもあるかもしれんでね。娘さんにちょこっと会いに来てもらおうかね〜」
 このくらいが理事長の限界.きっと寂しかったのだろうと思う.早速一番大好きな長女さんに応援を頼んだ.「盆が近づくと、先に逝った人のことを思って、寂しがります。お忙しい時に申し訳ありませんが、一番大好きな長女さんに、Iさんの傍にいて欲しいのです。私達を助けてください!」
 翌日、早速長女さんが来所.ずっと傍にいて四方山話をして過ごされていた.お昼も、3時のお茶もご一緒で、また幸せなお顔が戻った。

 私達がどんなに力を尽くしても、家族の存在には到底及ばない。
 それでも毎日毎日のお世話を(私達スタッフの小さな愛を)注ぎ続けようね。
 必ず良い事あるからね!
 お天道様が見てるからね!

 それにしてももう少しまともな給料を上げてやりたい。
 スタッフ揃って慰安会もしてみたい。

 悠々のような、介護の職についているスタッフの”愛”に対して、
 この世では何と報いの少ないことかと・・・・・心のそこから思う.
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