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風の谷〜泰阜村   
秋色に染められて 

 泰阜村にも大雨が降って 雨が上がった次の日から 山里が一気に秋色に染まった.
 早稲の刈り取りが始まった棚田に 赤とんぼが舞い すすきの穂が銀色の穂をなびかせ萩の花がゆったりと赤色を撒き散らす.
 撫子のピンク 女郎花の黄色 桔梗の色鮮やかな青に染められて 泰阜が秋に入った.
 
9月に入ってすぐに泰阜村でも村を上げての「防災訓練」があった.
 歴史の長いお隣の「特養」では本格的なお年寄りの救出計画があって、近隣の住民総出で避難体制が組まれているのだと風の便りに聞いて、副村長に「悠々のお年寄りはどうしたらいいのでしょうか?」と訪ねた.
 その日は理事長判断で、まっしぐらに「悠々」に駆けつけ、7人のお年寄りと2名のスタッフの安否を確認し,避難所に急行し所属している地域の班長に状況を伝え,「悠々」について指示を仰いだ.
 「悠々]については今現在何の計画もされていないということで,中途半端な施設でもない、ただのアパートの住民は,自主的に避難しなさいということらしい.
 平均年齢89歳(97歳〜83歳)独歩可能はお二人のみというアパートである.

かつてこの施設が大きな工場だったころ,両側に流れる沢があふれて水に浸かったことがあると聞いた.近隣の住民がみんな恐れていることは「山崩れ」である.
 「その時はどこへ逃げたらいいのですか?私たちはどうしたらいいのですか?」と必死になって聞いたことがある.
 一人の翁が「そんなときはジタバタしたってどうしようもないのさ.流されるも地獄,生き残るも地獄」と言われた.

 ひとりひとりの安心しきったお年寄りの顔を眺めながら,どうやってこのお年寄りを救い出すのか,理事長への宿題が加わった.
 東日本のお年寄り,もうがんばる気力も擦り切れているのでしょうか.
 あなたたちのことも一緒に,この胸にかかえて,考えていきたいと思います.
 大規模災害の時,自主避難不可能なお年寄りばかりの過疎の地で,これらのお年寄りをどう考えたらよいのか・・・・考えたい.

 

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