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風の谷〜泰阜村    
   新しい民宿利用の訪問客たち

 泰阜村は花々の競演の時を通り過ぎて、むせ返るような新緑に包まれている。訪問客たちは季節ごとに立ち現れる大自然の姿に圧倒されて、まず言葉を失い暫しの間命の息吹に包まれる。
 最近、新たな「悠々」を創設したいという訪問客たちが、民宿利用で来所されるようになった。土地はあるという。そこを提供するので悠々を作って欲しいという愛知県安城市在住の同級生ご夫妻。
 東京の上場企業の部長級クラスの仲間たち、IT企業家たちが集まって、自分たちの第二の人生を軽井沢で作りたい。その中心に「悠々」を作りたい。その具体的な構想も立ち上がっている。
 驚愕的なのは東京都小笠原の自治体職員のリピーターである。その本気度がすごい。つられて12時間のお相手をしてしまった。次いで夜のお酒の勢いで義兄弟の杯まで交わしてしまった。「住民たちが小笠原と言う村で最後までしあわせに暮らすためには何が必要なのか知りたい。その方法を教えてほしい」という。その40代前半のお役人の心意気に惚れてしまった。地の果てのように遠いところに、このような若者がいるのだと知って、住民(高齢者)生活実態調査手法のお手伝いまで約束してしまった。

 75歳後期高齢者だというのに、小笠原まで行くことになってしまったらしい。泰阜村から東京竹島桟橋まで6時間、定期船で25時間、週1便・・・。その前に仲間で計画を練って、みんなを連れて泰阜村までやってくるという。本気らしいと受け取った。観光産業の小笠原村、島民が置き去りにされないような施策の提案がどこまで通るか楽しみでワクワクする。悠々がひっそりと、ひたひたと人々の口に上り「そんなの見たことも聞いたこともないよ」と言われているらしい。ケア付き民宿5千円?介護施設だとばっかり思い込んでいた。住民に開かれていて食堂(500円・ワンコイン)も喫茶(無料)も出入り自由なんて・・・という。その上、民宿として必要なとき好きなだけ泊まることもできる。もちろんケア付きである。全館バリアフリーなので入浴もスウェーデン製のリフターで介助付きでゆったり湯船につかることが出来る。重度の障害を持った40代の男性が「生まれてから一度も風呂に入れてもらったことはなかった。こんな幸せない!」と叫んで大喜びした浴室である。
 小さいけれど図書室もある。オレンジページを毎月購読する方もいる。若いヘルパーさんがケアのついでに借りていかれたり、子供たちが漫画コーナーで寝転がって読みふけって行く。新しいケアマネさんが、休みの日に3人の子供たちを連れて遊びに来ていいかと聞いたので、もちろん喜んで、とお伝えした。年寄りたちが子供たちが遊びまわっているのを喜ぶのでと伝えた。
 こんな悠々が実は大自然の懐深く眠っていることがもう一つの魅力なのだと付け加えたい。
小笠原も遠いが、泰阜村も「東京から最も遠い島」と揶揄されていると聞くが、本物の大自然は都会からは遠く不便なのかもしれない。
 

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