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風の谷〜泰阜村           
新しい仲間たちが加わって

 11月から新しいお仲間が加わって、久しぶりに悠々に賑やかな声が戻ってきた。現在入居者は7人、スタッフ4人、デイサロン利用者(平日の9時〜4時頃まで)1人に、時々悠々食堂を利用する入居者の家族、近隣のお年寄り達、月に何組かの視察見学者が加わって、食事やお茶の時間には和やかな雰囲気の中で笑い声が絶えない。暖炉に火が入って、その前で新聞を読むご夫婦は(夫92歳、妻96歳)最近お入りになられた方たちである。9月に入居されたご夫婦は(夫90歳、妻88歳)、高専賃と呼ばれる村のアパートから移ってきた。この方たちが悠々に入居されて最初の日に口にしたことは「やっとゆっくり眠った。あちらでは夜当直がいないので、夜不安になる認知症の方々が(どうも複数いるらしい)部屋に入ってきて騒ぐので、眠れなかった。」というのである。

 悠々にも重い認知症の方がいないわけではないが、当直の方が対応してくださるので昼夜逆転の方がロビーに出てきても、そっと自室に誘導してくださる。夜中にトイレに行こうとして転倒するかたが時にいるが(ドーンと音がするので駆けつけて覗いて下さる)、お怪我がなければ、抱き起してベットに寝かせてくださる。糞尿まみれになっていた場合や異常が起こっていた場合には、ただちに理事長ならびに看護師やヘルパーに緊急連絡が入り、必ず5分以内に駆け付け病院に緊急搬送するかどうかを判断し、処置する。

 最低限のスタッフで、しかし最高の安心を与えている・・・と入居されたお年寄りが口にすることである。

特別なことをしているわけではない。必要なことをただちに解決するが、いつもすべてのスタッフが待機しているわけではない。「これで月額15万5千円はあまりにも安すぎる。病院への付き添い介助(往復の送迎付き)もマルメ(生活上のすべての介助込)なので、有難い。ついでに買い物も付き添い付きでいつでも欲しいものが手に入るなんて・・・申し訳ない、有難い」と言うのだ。

 入居者はこのようなことを体験すると1週間ぐらいで安心しきった穏やかな顔になる。高専賃から移ってこられたご夫婦を、村役場の方たちが目の当たりにして「たった1週間でこうも変わるのか・・・」と言われたそうである。

 私たちは、たとえ年を取られていてご不自由をあれこれ抱えておられていても、人間として大切に思っているだけのことである。

現在入居中の癌の治療中のかた⁽77歳)を抱えている。2週ごとの通院の付き添いは朝8時から帰りは午後4時頃になる。一緒にご家族を精神的に支えながらともに闘病に心を合わせる。どんなことをしても治って笑顔を取り戻したい。

 夫婦で家に閉じこもっているよりもと、悠々のゆったりとした普通の生活の(仲間の)中で闘病への支援をしている。主治医の指示を仰ぎながら三食を栄養豊かな食事にと工夫を怠らない。こうやって悠々のスタッフも精神的にサポートしながら、共に戦う家族だと思っていただけたら嬉しい。

 

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