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風の谷〜泰阜村
  悠々・サポーター達からの変わらぬ愛!

 泰阜村の里山が浅黄色に包まれて、地の底から立ち上るような生命の力を感じる。その泰阜村に、一昨日愛犬を連れて久しぶりに訪れて下さった10年来の組合員にお会いした。愛車ポルシェに乗られて颯爽と自宅の玄関に顔をのぞかせた時、懐かしさで心がいっぱいになった。超が付くほどのご多忙の関西方面の病院経営者である。「元気か?」とまず聞かれる。「え?あ〜、ええ・・・」と答える。「10年経って経営状態は順調に推移しておられるのか?」。痛いところを突かれる。答えに詰まりしどろもどろの口をあうあうさせているともう察してくださって、私の言い訳をじっと目を見ながら耳を傾けて聞いてくださる。

 苦しくないはずがない!それをどうやって切り抜けてきたかを探られて、最後にいつもの私の言い訳「もうだめだと言う時に天が私を見捨てないで、悠々で看取られた子供のないあるお方が、遺言状に理事たちがひっくり返るほどの遺産を寄付してくださって、実はまだ・・・当分の間倒産しません。大丈夫です。それと『この悠々があるから私は安心して歳を取っても最後まで自宅で頑張れる』と言う方がおられるので、頑張れます」。遺言状と聞いてびっくりなさったS氏は、悠々の10年間の主事業が、お年寄りにはデイサロン(デイサービスが苦手な男性群の利用)と食堂(子供たちが帰省すると一家そろって利用&授産所の帰り道に友人との夕食等)、ケア付き民泊(術後退院後の短期入居&家族の都合によるお預かり)等安定的に増えていることなどをお話しして安心していただいた。

 大都会のこのような経営者にとって、10年間無給で働く経営者が、人出のないすべての職種をカヴァーしながら這いつくばって続ける意味について深く考えるとおっしゃった。

 そう、私はこの大自然生命があふれ、四季折々にその見事な顔を見せる神秘の山里が好きなのだ。そしていろいろあるけど、その山里の民たちに愛されて見守られていることで十分幸せなのだと感じていただけたようである。

 「5月13日にはどうしても仕事があって出席できないので顔を見に来たのだけれど、泰阜村は本当に素晴らしい!!」と感動して帰られた。それだけがただ嬉しい。さあ明日からは10周年記念式典の準備に追われる。

 大学教員時代の教え子から次々と式典に飾ってと豪華な胡蝶蘭が届けられ、沖縄の友人医師からは泡盛の樽酒が届き、岩手からは銘酒の6本入りケースが届いている。

 参加できないからとあふれるほどの愛を頂いている。「もう辞めたいなどと言わせない!」・・・「わかったよ!がんばるよ!」

風の谷〜泰阜村    
結婚披露宴三次会?騒動

 春夜「結婚披露宴の後の花嫁さんが疲れるので悠々に泊まりたい」とのお申し出があり、東京からのご友人と二人、夜8時のチェックイン予約が入った。ケア付き民宿?(この場合ゆっくりと疲れを取っていただけるよう算段をしていたーex.美味しい夜食の用意、広い浴室を温めて置く等)まあゆっくりしていただくか・・・と高を括った理事長が手料理を作りお待ちしていた。ところがである。夜の9時を過ぎても姿が現れない。盛り上がった披露宴を抜け出せないのであろうと9時半まで待って、ご紹介いただいた知人に連絡を入れた。「あの、本当にOさんはいらっしゃるのでしょうか?今は披露宴はどうなっているのでしょうか」「私は一次会で帰ったのでそのあとの様子はわかりませんが、ちょっとお電話をしてみましょう」ということになり、現れたのが若ご夫婦と知人、夫の同僚の総勢5名。ぎょぎょぎょ!その上「僕たち何にも食べてませ〜ん。何か食べさせてください!」と叫んでいる。

 用意しているのは二人分、先にお風呂を勧めておいて、急きょ冷蔵庫の中のありあわせのものを工夫して・・・よくあることだが、酔っぱらった夫が、見知らぬ仲間を引き連れて「お〜い、腹減ったぞ、何か食わせろ!」と聞いたことがあったっけ。

 里の母親の気分で腹をくくり、何品かを追加してテーブルに並べた。手作り焼き餃子/煮豚/たっぷり野菜サラダ/酢の物/ご飯に味噌汁・・・好評だったのがお味噌汁で4人そろってお替りし鍋が空になった。テーブルの上が空になったころ「そろそろお風呂に入りませんか?」とやんわりとお勧めし、若者たちには「悠々は、このように若者たちでも食堂や民宿として利用することが可能です!」と宣伝し帰っていただいた。此の夜の理事長の帰宅は深夜12時半。鄙びた民宿のおかみさんになったような気分であった。

 でも心のどこかでこの悠々の近隣に住む人々の誰かが、そっと立ち寄って憩ってみたいそんな場所になれることを願っているのかもしれない・・・.

 

風の谷〜泰阜村
 「地域交流センター悠々」開設10周年記念式典ご案内

 泰阜村の里山に一度に春が来て、浅黄色に燃え出した木々の間から満開の桜が色を添えている。花の好きな村人の家々の庭には一斉に色とりどりの花が咲き誇っている。泰阜村が最も美しいと言われる時が来た。いつものように悠々にはツバメも姿を現して、巣作りに精を出している。我が家の里山にも一斉に紫色の可憐なカタクリの花が咲き始めた。山歩きの古老たちに相談し、腰ベルトに鉈と鎌と折り畳みのこぎりを指し、地下足袋を注文した。毎日朝いちばんにカタクリの花を見に森に入るのが一番の楽しみである。冬の厳しい環境の中から誰に見られるためでもなく、ひっそりと咲くカタクリの花が愛おしく汗を流して・・・泰阜の山の民となるのだろう。

 さて、この春の最中に悠々では、開設10周年記念式典を迎えることになった。この10年間でこの悠々を訪れたすべての人に、そして全村民にご招待状を出した。悠々を懐かしいと思ってくださる方々とお会い出来たら嬉しいと思ったからである。

 もちろん超が付くほどご多忙の方々は、御縁を結ぶことはできなかったが、悠々に行きたいが歳を取り不自由な体を抱えた身では行けないとの、切々としたお声も届いた。人手でさえあったらお迎えに上がったのにとも思う。(三重県の賢島在住という)もうお一方はご主人の心臓の手術を抱えその上自身は難病にかかって旅行どころではないとのお声も届いた。

 悠々が年を取ったように、この東京から最も遠い島と揶揄される泰阜村への大旅行は、御縁がある人しかたどり着けないらしい。でもでもみんな御縁で結ばれた家族なのだから、いつでも声をかけてくださいね。必ず飛んでお迎えに行きますからね‼

 

 冬が終わってこれからは満開の春、5月13日(日)には満開の花々に包まれて過ごす一日を用意して皆様をお待ちいたしております。春の山菜料理もね‼お楽しみに!

 

  

風の谷〜泰阜村  
  悠々の新しい形のお客様

 雪解けの進んだ我が家の庭先にもチューリップ、水仙、クロッカス等の緑色の芽が顔を出した。春が山奥の庭にもやってきた。森の中にはまだ枯れ枝色をしている木々の間を小鳥たちがチュッチュッと囀りを響かせている。

 あたり一面の春の輝きに満たされて、悠々にも春がやってきた気配。新しいお客様である。

 昨日その若いお母さんの訪問を受けた。協力隊でこの下伊那地域にいらっしゃった女性、お隣町でコーヒーがヤケにおいしいと評判の小さなカフェを開いていらっしゃる。お腹には5か月の赤ちゃんを抱えていた。この悠々のひろく暖かな交流センターに一歩入って気に入られたという。それほどでもないが豆から挽いたコーヒーをスタッフに勧められ、落ち着かれたようだった。

 彼女の呟き・・・「こんなところにちょっと立ち寄って休みに来てもいいのかな〜」

理事長「はいはいもちろんです。そのための住民のための交流センターですから、特別な用事がなくても、誰もが好きな時にきて好きなことをしているためにこの悠々は作られたんですから、どうぞゆっくりとしていってください」

 彼女「もう少ししたら出産なんですけど、それまで時々ここで休ませてもらっていいですか?」

理事長「もちろんです。そうやってお役に立てたら嬉しいです。ひょっとして出産後の御里帰りをこの悠々で1か月ほどお世話をさせていただくと言うのはどうですか?」

 彼女「え〜‼本当にいいんですか?里に帰ってもあまり助けてもらえるような事情ではないので、そんなことがお願いできたら嬉しい‼」

理事長「こちらのスタッフは常勤3人・非常勤2人(看護師3人、乳児保育の経験豊富な保育士さん1人、賄い1人)です。安心してお預かり頂けると思います」

 彼女「友達もいて、経験豊富なスタッフがいるなら、安心して出産後の療養が出来そうです。夫と相談して・・・」とお帰りになられた。

 この日をどれほど待っていたか。この事業は、地域のお年寄りばかりではなく、子供たちのためにも、働くお父さんやお母さんたちのための「ちょこっとだけお手伝い」をしたいとはじめられたものだから。

10年経って、やっと初期の思いが地域の人々のお傍に届き始めた予感がする。途中であきらめなくてよかった。待って待って待ち続けてよかったと心から思う春。

 

 

 

 

風の谷〜泰阜村    
    残雪が消えて我が家に春の気配!

 朝まで3センチも雪が積もっていた我が家の庭に、たまたま見つけた夫が「花が咲いてるよ!春だ、春が来たね」と指さしたその先にピンクの椿の花が4,5輪咲いていた。その日は25年間泰阜村の大自然に惚れて通い続け、「ここを終の棲家にしたいからお願い!」と頼み込んで自宅敷地を分けていただいてから15年、やっと熱い念願がかなって、カタクリと笹百合、春蘭などの山野草の宝庫・群生地であったという山林2ヘクタールを譲っていただくことになった。

 二人の村の重鎮が私と大山持ち氏との間を取り持っていただき、保証人までお引き受けくださり、私たち二人が少しばかりの山の斜面を手に入れることになった。なんだかやっと山の民の一員として受け入れていただいた気持がして嬉しかった。足が地面についたという安心感である。

 どんなに嬉しいか、嬉しさがジーンと胸の奥まで染みわたってこの年寄りの命に大自然の息吹を吹き込まれた気がして、私たち夫婦は、早速自分のものになるという森の中を、長靴を履いて歩きまわった・・・。しかし山歩きになれない都会人の二人は、落ち葉が堆積し蔦がテグスのように張り巡らした森の中を歩けずその周囲を歩き回り、外からのぞき込むばかりであった。

 元の木より太い蔦に搾り上げられて殆ど枯れかかっている広葉樹を発見し、助けてやりたくなったが、道具をまず買わなければ・・とこれからの生きがいが見つかってわくわくした。そして足元に若草色の蕗の薹が両手にいっぱい!

 今晩の夕食は春の山菜のてんぷらと決まった。


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