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風の谷〜泰阜村から 
地方が変わる 日本が変わる 変革の徴

 在宅福祉に関わっている関係者で この人を知らないのは「もぐりだ」と言っていい。
 吉田一平さん  このたび愛知県愛知郡長久手町の町長選に立候補する。

 4年前 まだ「悠々」が海の者とも山の者ともわからぬときに 在宅福祉の村「泰阜村」視察の際、本田玖美子に会いたいとおっしゃって、2時間もの間私の夢に耳を傾けられ、「要するにあなたは人間が好きということですね。今日はよき人に出会った」と言われたのが初めての出会いであった。
 このように著名な方とは知らずにいたが、それからというもの「悠々」の非常時にはいつも協力を惜しまなかった大恩人である。
愛知万博の広大な森を引き継がれ、白い街名古屋の真ん中に豊かな森を守っている。その闘いの25年間は、人を愛し、それゆえ森を愛し自然との共生を大都会で育まれた偉人である。
「東日本大震災のあと、こんなところでちまちまやっていられない。この手で街を変えるんだ!そうしないと日本は変わらない」とおっしゃって 立候補なさった。
   吉田一平さん
夏の選挙戦、お体に気をつけてがんばってください!勝利を心から祈願いたします。
   平成23年8月
    泰阜村  高齢者協同企業組合泰阜
                               理事長 本田玖美子

風の谷〜泰阜村  
盂蘭盆会

 8月 過疎の村泰阜に盂蘭盆会の支度が始まった.
 それを知らせるように あちこちで夏祭りの花火が上がる.
 今年もたくさんのお年寄りを彼岸に送り出した.
新盆の家があると 部落中でお手伝いをする.
 その共同作業を通して 亡くなられた魂が,地域の絆に支えられこれまで生きてこられたのだとひしひしと感じる.
 昨年の初盆の宴の席で 私たち夫婦がこの「地域の長の家の縁に入る」ことを披露され、正式に住民となった.嬉しいことであった.
 地域の固い絆に守られているという実感は,私たちにいいようのない安心感を与えた.
「この地で生きて、死んでいいんだ.骨を拾ってもらえる.」という安心感がお金では買えない宝だとわかった.

悠々のお年寄り8人の中で,お盆に家族の待つ家に帰れる人はたった二人だった.
 80代,90代のお年寄りにとって「盆ぐらいは家に帰りたい」という願いが適わぬことは,いかばかりの不安を,不幸を与えているか・・・・・それらの家族は想像さえしないらしい.

8月24日は「悠々」の盆踊り大会である.
 家族がもう集まらなくなった村のお年寄りが集まって,泰阜の山に帰ってきた魂とともに、盆歌にのって踊り歌い、ご馳走を食べようと思う。
 「悠々」の新しい家族の絆を確かめながら・・・・

 その日は理事長・嫁さんが,腕によりをかけてお盆のご馳走をつくるからね.期待して待っててね!

風の谷〜泰阜  
悠々の盂蘭盆会

8月を目の前にして 悠々スタッフの勤務シフトをどうするかで苦悩している.
 ただでさえ人手の足りない泰阜村,「猫の手も借りたい」どころではない.

 ・悠々の役員・スタッフ2名が新たに病気療養に突入!
 ・障害の子を抱えているスタッフの元に  子供たちが帰ってきて出勤できない(2名)という.
 ・入居者の家族にも初盆仕度で多忙のため,お年寄りを家に受け入れられないという.
 ・頼りの社協も人手不足で,介護サービスを休止したいとのお申し出がくる.
 
8名の入居者が敏感にわれわれの不安をキャッチしている.
「自分たちはここにいていいのか」と・・・・
昨日 「どこか この人を預けるホテルはないのですか?」とご家族に言われて,死ぬほどつらかった.

8人のお年寄りを死ぬ気で看ようと心に決めて、自分のすべての予定をキャンセルする.

☆彡朝7時から夜7時までの「賄い」3食
☆彡8人分の身体ケア+入浴ケア
☆彡8人分の汚れ物の洗濯/片付け

☆彡総務/経理事務/電話応対/訪問者の応対
☆彡学生実習/指導(中学生/大学生)
☆彡視察・見学対応

いつものことだが、きっと誰か助け手が現れて この窮地を脱出できると確信している!

「Yas,we can create hope!!」

マンデラ大統領 あなたはこの言葉を胸にして アフリカを救ったのですね!

風の谷〜泰阜  
カナカナゼミの響く谷

 台風一過 カナカナゼミが森に響き渡る季節がやってきた.
一層深まった緑のうねりに乗って あたり一面に山百合の香りも満ちている.
盆が近づくと 家族の待つ家に帰る人 「悠々」に残る人がそれぞれに心乱れる時がくる.
 「誰もが家に帰りたい」 たとえ親族がいてもそれが家族とは限らない.
 結婚しなかった人 子に恵まれなかった人も 年を重ねて独りになった.
「みんな家に帰りたい・・・・」
  昔のように連れ合いがいて 子らがそれぞれの家族を連れて戻ってくるそんな家.

 「悠々」のお年寄りたちが 盆が近づくとないものねだりのように,かつて自分たちが幼い頃 その中で家族に囲まれた父母がいて,祖父母がいて,支えあって暮らしていた.貧しくとも暖かなそんな家にもう一度帰る事を夢見る.
 泰阜には大家族の名残があって お年寄りは街から孫たちが帰ってくるのを心待ちにしている.誰も迎えにくる人もないお年寄りたちと 今年も盆踊り大会を開こう.
 血は繋がっていないけれど 縁あって同じ屋根の下 おなじ釜の飯を食って,残りの人生をともに寄り添って生きる 新しい家族じゃないか. 泰阜の山々に囲まれたこの地に帰ってくる先祖様を囲んで ともに盆歌を歌いながら踊ろう.
  冷たいほどの涼風が 山々の峰から谷から 吹き通ってくる風に吹かれて,人の世の 限りある命を慈しもう・・・・

風の谷〜泰阜村 
 秋の気配

昨日の日曜日は我が部落の「道路愛護」の日.
 居住地となる里山を ふた山程の道路沿いの夏草をビーバーで刈る人.
 道路に積もった落ち葉を熊手でかき集め+側溝に積もった落ち葉も鋤簾(ジョレン)で掻き揚げて、よっこらショと山に返す人.
今回はこの泰阜村になぜか登山道が整備され,その登山道の補修当番も回ってきた .いつものとおり県道の掃除もある.

この作業を実に9人でやる. 我が班はこれでも人手が多いほうだそうである.誰からも一言も不平不満はない.
我が家は夫が二番目に若いということで,遠い勤務先からこの「道路愛護」に駆けつけ,共に汗をかいた. 男勝りの理事長は 悠々のお年寄り9人分の戸主としての参加である.
そんなことを請求されたこともないが,「出不足金1戸あたり2千円」という掟もある.(どこかの集落では女だと2千円払うのだそうだ)

作業終了後は 沢から冷気が吹き通る木陰に座り込んで,恒例の「ごくろうさん会」の焼肉パーティ.  
これがまた言葉では言い表せないほど楽しい.
夫も私も一汗かいた後のこの交流会を楽しみに,殆ど皆勤となっている. 

 「見てごらん,今年初めての入道雲がでたよ,梅雨明けだ」とお百姓さんが嬉しそうに言った.
 この日は 本当に格別に暑かった.

「悠々」のお年よりは 今日もクーラーの効いた部屋で ゆったりと幸せそうに過ごされていた.
 私の幸せを感じる一時である.

夕方 カナカナぜみの声が里山に響いていた. 
 ハッと 秋の気配に振り向いた.


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