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風の谷〜泰阜村 
 91歳悠々おばあちゃんの雪見温泉浴

日本中を襲っている激烈大寒波!
 暖かなはずの悠々も薪ストーブ前から離れられないほど寒く,今日でもう3日も続けて雪が降った.
入居して5日お風呂には入れなくて ちょっとだけ臭くなってきたお婆様たち,
 大雪で訪問できなくなった入浴ヘルパーさん,大好きなお風呂が延び延びになっている I さんの顔を見て,
スタッフの T さんが突然「そうだ温泉に行こう!」と言い出した.
 理事長も「そうだ I さん温泉に行こうよ.温泉に行く?」「うん,いいね」I さんが頷いた.
悠々の外は 雪 雪 雪,深い山奥の秘境と言われている天龍「お清めの湯」へ40分,降りしきる雪の中を,雪見温泉行となった.
 到着した「お清めの湯」の女湯は貸切状態,
 一行 4 人は掛け流しの溢れでるお湯に,ゆったりと首まで浸かりながら降りしきる雪景色を眺めた
40年前に夫を亡くし1人暮らしでがんばってきた I さん91歳.
「この年まで生きてきて,こんな嬉しい事が起こるとは思わなんだ.生きていてよかった」とつぶやいた.

 このときから笑顔が見えるようになった I さん,部屋から出て薪ストーブの前で新聞を読んでいるようになった.
このときから失禁が全く無くなって,トイレでの排尿排便が普通になった.普通にみんなの会話に言葉を挟むようになった.
  人間がは,たとえ年をとっても,不自由な体になっても ,幼くとも,
人間らしく在る事とは、
 一人ぼっちでは出来ないことなのだと
「支えあい 共に生きる」事を除いては, 実現不可能なのだと知った.-----

風の谷〜泰阜村
 自分にしか出来ないこと

NHKの番組「プロフェッショナル〜仕事の流儀」がかかっていた.
 IBMの盲目の研究者浅川女史が語っていた.
 「あきらめなければ道は開く」
 「自分にしかできないことは何かを考えた」と.
 そのように生きて彼女はIT世界のトップ研究者となった.
この世に生きて困難にあうたびに山ほどの何かをあきらめてきた.
 年を重ねてここまできて,ふと,よろよろとどこに向かって歩いているのかと思った.
この世で弱者と見放されてごみのように処分されようとしている人々を,己を忘れて愛せるか、自分の命よりも大切にできるか,

  長い間 ずっとこのことを求めて生きてきたような 気がする.
-----

風の谷〜泰阜村
   迎春

大晦日から降り出した雪で 泰阜村は真っ白に化粧した新年を迎えた.
 「泰阜村のお年取り」を体験したいという,兵庫県からの青年をお迎えした.
美味しいワインとチーズon日本蜜,アマゴのいくら醤油漬け等「泰阜村幻の味」を堪能し,

 NHK紅白が終わったと同時に、雪の中を除夜の鐘を突きに山寺に出かけ,田本神社に初詣するというコースを楽しんだ.
 雪の山道を汗びっしょりになりながら帰宅した若者たちにはゆず湯が待っていて、コーヒーを飲みながら明け方の3時半まで話し込んだという。

泰阜村にこんな楽しい「お年取り祭り」があるなんて知らなかった.
 たくさんの若者たちに知らせたい,大都会の夜空に輝くイルミネーションもいいけれど,
お正月にはみんなでふるさとに帰って,
 満月の雪明りの中を、サクサクと新雪を踏みながら除夜の鐘を突きに行こうよ.
 その足で村の鎮守様に初詣して新年の幸せと世界の平和を祈ろうよ.
これが地域交流センター「悠々」のお母さんの夢でした.
 有難うございました.

        とっても楽しかったです.

風の谷〜泰阜村
「悠々の会」忘年会

毎月恒例の組合員有志が開催する「悠々の会」が忘年会を開いた.
 その日集まった総勢16名の小さな会の構成員は,82歳の悠々の会会長夫妻を筆頭に9名のお年寄り仲間たち,
 毎回埼玉県越谷市から駆けつけるMご夫妻,
 高次脳機能障害の認知リハで通院中のK君,
 慢性疼痛の認知リハで通院中のM君,
 この日から理事長の助手として初出勤した3人の子供たちのママ三○照○さん、賄いのプロ○浦○さんそして理事長,
開所式から7ヶ月、いろいろな人たちが悠々を訪れ,いろいろな感想を述べて去った.
 しかし今,悠々に集いともに笑いともに感動しながら,悠々で心を暖めあった仲間たちが,「支えあいともに生きる」⇒「地縁」の何たるかをわかり始めている.それを実感しながら,ここで最後まで生きられそうだと感じ始めている.
 長くて短い7ヶ月だったけれど,私に新し生命を吹き込んでくれたひと時が暮れた.
泰阜村では3日前から降り続いた雪が今日も山々を白1色に覆っている.
 森の木々と一緒に私たちもじっと普通の暮らしの中で,
人と人との愛を育みたいと思う.

風の谷〜泰阜村   
 リフレッシュ休暇

長い間 心の窓から言葉が生まれないでいた.
 泰阜の山々が錦色に染まり、木枯らしとともに木の葉が舞い散って,初霜が野山を真っ白に被う冬が来ていた.

総会が開所式から半年経った11月22日、雨の午後無事終了した。
 理事長を除く新理事達は全員村会議員経験者という豪勢な陣容で,その進行捌きは見事であった。
 総会前、理事長解任動議が出されるという風評に、緊張で張り詰めていた理事たちであったが、第2回通常総会は、通常通り終 

わった。
総会の席上、重要な通告を行った。
 一つは,今期の赤字70万円の結果組合員の出資金が1人頭39,000円まで減ったことを告げ,来期もことによると赤字になった場合出資金がもっと減る事が予想されるので,もしそのつもりはなかったと思われる方は,遠慮なく連絡いただきたい.

近日中であれば,出資金の満額を返済する用意がある旨を通告した.
 この件に関して,その後組合員からは何の連絡も受けていない.
二つ目は,開所式以来4ヶ月(145日間)の間,「地域交流センター悠々」と共同住宅「悠々長屋」を支援し続けてきたボランティアの実態報告を行ったことである.

  組合員62名のうちボランティアへの参加人数はのべ298人,実働時間は2101時間(長野県最低賃金換算1,409,771円)であった.

そしてここには,働く人々の笑顔が常に在った事を添えた.

  貧乏組合【悠々】は,今年度特に60時間を越えてボランティアとして「悠々」を支えてくださった,お二人と1組のご夫婦に感謝状を贈呈した.その愛には愛をもって返すしか他に方法が見つからなかったのであった.

【悠々】は、来年初めに,90歳女性でこれまで単身独居でがんばってこられたお年寄りを,永住入居としてお引き受けする事が決まった.自宅ではないが,見慣れた風景の連続性の中で,「最後まで安心して暮らすこと」の実現の第1歩が始まる。
 


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